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美容室・理容室を自宅で開業する方法!サロンを成功させるポイントはコレ

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美容室・理容室を自宅で開業する方法

美容業界の中でも美容院の開業は、近年も増加傾向にあります。出店方法もテナント入店や路面店舗での営業など様々ありますが、今回は自宅で美容院を経営する自宅兼サロンについてご紹介いたします。生活基盤である自宅を利用するため、何かと融通の利きやすい経営スタイルです。メリット・デメリットに加えて、内装工事や集客方法についてもまとめていますので、参考にしてみてください。

目 次
  1. 自宅兼サロンのメリット・デメリット
  2. ・メリット
    ・デメリット

  3. 内装工事について
  4. 集客方法
  5. ・チラシ・DMの配布
    ・インターネットツールの活用

  6. まとめ

1. 自宅兼サロンのメリット・デメリット

ここでは自宅兼サロンのメリット・デメリットを挙げていきます。ご自身の環境とマッチするか、検討してみてください。

メリット

当然のことですが、事業を始めるにあたって改めて店舗を準備する必要がありません。店舗を借りるとなると、敷金や礼金が発生する場合がほとんどですし、月々の家賃も発生します。居住用に比べて商用店舗の家賃は高額ですが、それらを抑えることが可能です。
また、時間と交通費をかけて店舗へ出向く必要もありません。小さな子供がいたり、長時間家を留守にできない場合でもスキマ時間で開業できるのは大きなポイントでしょう。

長く住んでいればいるほど、顔見知りがいたり地域のコミュニティが出来上がっていることと思います。そういった横のつながりを最大限に利用すれば、ある程度のお客さまの獲得はできるでしょう。ある地方都市では、美容院が地域のコミュニティの場として活用され、ご近所付き合いがない現代において、とても貴重な場所となっています。住宅街であれば、それを逆手にとって隠れ家的なサロンとしてコンセプトメイキングすることも可能です。いずれにせよ、単なる美容院ではなく付加価値のついた経営が展開できそうです。

デメリット

自宅で美容院を開業するのに限らず、どのような業種でも立地条件には細心の注意を払いましょう。立地条件が悪いと客足が遠のいてしまいますので、ターゲットに応じた環境を整える必要があります。駅近や街のランドマークの近くなどは人通りも多く、通いやすさもポイントとなるでしょう。お店であることがわかりにくい場所には、サインを出したり工夫が必要です。

居住スペースと店舗スペースを分けていても自宅兼サロンですから、やはり気持ちの切り替えがうまくいかない場合が出てきます。家族が近くにいてもしっかりと仕事モードに切り替えられるよう、見た目にも生活感が出ないようにしておきましょう。生活感はオーナー様よりも来店されたお客さまの方が感じやすいので、細かいところまで注意が必要です。せっかくの自宅兼サロンですから、お客さまと家族の両方に負担がかからないよう準備しましょう。

2. 内装工事について

自宅兼美容室にする場合、自宅の半分以上を店舗スペースとして充てるなどの規定があります。それらの規定に従って準備を進めましょう。規則に満たない場合は開業することができないので注意が必要です。

商用店舗ではないため、新たに敷金礼金、家賃が発生せず、初期費用が抑えられることをメリットとしましたが、内装工事については商用店舗の場合と同等のコストがかかります。広さやデザインによっても異なりますが、およそ100万円ほどです。美容院になくてはならないシャンプー台を始め、それに伴う水回りの工事、施術用の椅子や鏡台など大きな設備も必要です。予算内に収めたい場合は事前に工事業者に相談したり、複数の業者に見積もりを取ると適正価格が分かるので、相場を知るという面からも一度検討してみることをお勧めします。

ご自身でDIYして、内装やインテリア、看板を作成してコストを抑えることも可能ですが、まずは専門家の意見を聞いてから行いましょう。パーマ機材、タオル、ドライヤーなどの器具も適材適所に置いて、使い勝手の良い空間作りを心がけましょう。壁紙や床もオシャレかつ、掃除のしやすい素材を選ぶなど工夫すると良いでしょう。

3. 集客方法

お客さまあっての商売ですから、どんな経営スタイルであっても集客はしっかりと行う必要があります。まずはどのようなお店であるか周知してもらうことから始めましょう。以下の2つの方法のポイントをご紹介します。

チラシ・DMの配布

インターネットやスマホ環境が主流となった今、紙媒体はどんどん少なくなっていっているのが現状ですが、それでも手にとって見る広告は人気があり、効果的なツールの1つです。インターネット環境のない人にも見ていただけますし、新聞折り込み広告などは地域密着型で活用できます。明るい色使いにして、インパクトを与え、印象に残る作り方をしましょう。誌面は限られています。情報を詰め込みすぎると読みづらく、かえって逆効果にな ってしまうので注意しましょう。情報は整理するのが鉄則です。季節やイベント、キャンペーン毎にお得なクーポンをつけて発信すると良いでしょう。店名や住所、地図などの基本情報はシンプルな作りにして毎回おなじものを使えるようにしておくと便利ですし、お客さまにもインプットすることができます。

インターネットツールの活用

紙媒体が地域密着型ならば、インターネットツールは地域外の方に向けても発信できます。多くの人に知ってもらうことは集客率アップの一歩です。インターネット社会ですので、インターネットツールを使って何か一つは店舗情報をアップできる環境を用意しておきましょう。ホームページと実店舗にギャップがあってはお客さまが困惑してしまいますから、お店の雰囲気を壊さないデザインにしましょう。インターネット環境が使える方なら、そこで情報を収集してから来店される場合がほとんどだと思います。ホームページがベースとなりますが、実際にご来店されたお客さまから発信されるSNS等での口コミは大変貴重なツールです。たくさんの口コミがあり、なおかつ高評価であれば集客につながります。悪い評判が立たないように気をつけましょう。

4. まとめ

自宅であるという以外、美容院として他の経営スタイルと大きな違いはありません。初期費用が抑えられることは大きいですが、一から立地条件を選ぶことができない場合がほとんどですので、集客には少し時間がかかるかもしれません。自宅兼サロンをセールスポイントに、地域の交流の場として存在させるのもいいでしょう。自宅で美容室を開業するには家族の協力も必要ですので、しっかりと検討してみてください。

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