店舗デザイン

魅力的な店舗をつくる改装工事のタイミング

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魅力的な店舗をつくる改装工事のタイミング

店舗の改装工事をするにはいくつかのタイミングがあります。必要にかられて行う場合もあれば、タイミングを見計らって敢えて行う場合もあります。工事自体も半日程度で済むものから、数ヶ月休業を余儀なくされるものもあります。いずれもオープンして数年経った頃に発生する問題に対しての、解決策の一つと考えていいでしょう。改装工事により、さらに魅力的な店舗づくりがなされるチャンスと捉えましょう。ここでは大きく4つに分けて、改装工事のタイミングをご紹介します。

目 次
  1. 設備機器の入れ替え時期
  2. メンテナンス時期
  3. リフレッシュ時期
  4. 業績低迷時期
  5. まとめ

1. 設備機器の入れ替え時期

やはり設備に不具合があっては経営は成り立ちません。業務用の設備、機器関係の耐用年数は10〜15年のものが多く、入れ替えや買い換えの時期はそれらを目安に行います。長期間使っても壊れず、日々のお手入れだけで業務に支障がない場合も、定期点検などは忘れず行うようにしましょう。修理、補強が頻繁に必要な場合は早目に入れ替えや買い換えを検討した方がいいかもしれません。防水工事を行っている場合も注意が必要です。建物内部に水が浸入すると建物の劣化が著しく進みます。ビルなどに入居する店舗では下階のテナントに影響が出たり、致命的な事態にならないうちに5〜10年程度での調査・点検をオススメします。規模の大小はありますが、5年に1回程度はなんらかの工事が発生すると考えておきましょう。大がかりな工事が発生した場合、長期間休業を強いられる場合もあります。その間に壁紙や塗装、家具類の修復などの内装デザインにも目を向け、手をかけておくと、時間を有効活用できます。それらは単独で行っても短期間で済む工事ですので、あまりほったらかしにするのも問題です。少しの不具合でもお客さまは敏感に反応します。クレームや売り上げの低下などをまねかないように、細かいところまでチェックする習慣をつけておきましょう。日々のメンテナンスで最低限の出費に抑えられるよう、設備機器は愛情を持って使用するようにしましょう。

2. メンテナンス時期

店舗・内装デザインの変更をする時はイメージチェンジをするいい機会となります。日々のメンテナンスによって長期間清潔に維持できても、壁紙、什器、家具などはどうしても劣化してしまいます。それらを一新することは店側からもお客さまからも良い転期になるでしょう。「いい機会だから」と言うだけでなく、業績不振の時にも効果的です。その際、店内レイアウトも再考してみましょう。席の配置やテーブル、椅子などの大きさにも配慮し、選定し直すことで回転率を上げたり、逆に滞在時間を伸ばしたり、売上げUPにつながります。目新しい雰囲気は新規のお客様の獲得にも期待がもてます。造り付けのものはそのままに、壁紙の張り替えだけであれば、デザイン事務所など設計した業者に依頼しないでも工事は可能です。サンプル帳などをもとに、工務店や施工業者と打ち合わせをします。再塗装などもローコストかつ短期間での作業が可能です。壁紙などは店舗内の大部分を占めることになります。簡単にイメージチェンジできる反面、コンセプトからズレないようにしっかりとイメージを固めてから取り掛かりましょう。

3. リフレッシュ時期

経営が落ち着いてくると、新鮮さを求めてフルリニューアルを考える店舗が増えてきます。いくつか新しいサービスを試みたりしてお客さまの反応を見、新たな今後の経営アプローチを考えます。お客さまが少ない経営状況では統計は取れませんし、コストも時間もかかりますので、ある程度経営状況の良い時期に行うといいでしょう。リピーターのお客さまにも、伸び悩む新規のお客さまにも、プラスアルファのサービスを提供してみましょう。飲食店を例に挙げてみると、これまでとは少し異なる高めのメニュー設定を考案し、新たなターゲット層にアプローチをかけるとします。価格帯やメニュー内容、厨房スペース、店内レイアウト、内装デザイン、全てに変更が発生しますので、休業は長期間になる場合もあります。デザイン事務所など設計した業者との話し合いのもと、再度コンセプトメイキングを行います。新規のお客さまの獲得を目指しながら、リピーターのお客さまにも充分な配慮が必要になってきます。リピーターのお客さまが好む、店舗の良いところ、サービスは引き継いでいかねばなりません。定番メニューは据え置くなどし、新たなメニューを追加してみましょう。

4. 業績低迷時期

思うように経営が成り立たない時、業態を変更して再起をかけることがあります。業態を変更するとは、売り方、サービスの提供の仕方を変更するということです。一番手っ取り早いのは、内装デザインはそのままで、壁紙の張り替えや家具の入れ替えを行います。看板などのサイン類も変更します。設備機器は新調したり、既存のものが不要になったりするので下取り業者に不要なものは引き渡して、新しいものを安価で仕入れたり、できるだけ費用を抑えるようにするといいでしょう。廃棄料よりはるかにコストを削減できます。改装はどうしても時間がかかりますし、休業期間が長引くと収入にも響いてきます。気持ちも装いも新たに営業を開始できるよう、無駄のない工事スケジュールを計画しましょう。

5. まとめ

末永く事業を運営していくのは、経営者の目標であり喜びです。しかし、運営が軌道にのるまでにはたくさんの試行錯誤を繰り返し、成功を手に入れるのは並大抵のことではありません。実店舗を構える経営者にはその苦労が目に見える形で表れます。その時々によってお客さまのニーズは変わりますし、流行に敏感に反応するのも、変わらない良さを極めるのもタイミングが肝心です。チャンスを逃さないよう、常にアンテナを立てておきましょう。内装や設備も消耗品ですから、それなりの対応が必要です。こういった事態に備えて予算を確保できれば言うことはありません。先を見据えて計画的に捻出しておきたいところです。チャンスを活かして、売上げUPを目指しましょう

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