店舗デザイン

失敗しない飲食店の家具選び!椅子やテーブル選びに重要な3つのポイント

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失敗しない飲食店の家具選び!椅子やテーブル選びに重要な3つのポイント

店舗づくりでは「どういったお店にしたいか」「お客様にどのように過ごして欲しいか」を考えながらコンセプトメイキングします。イメージが固まったら、具体的なサービス内容を決め、内装デザインなど設計分野に取り掛かります。この時に注意したいのが、什器や家具の選定です。今回は飲食店を例に、椅子やテーブルの家具がもたらす影響について解説します。見た目や価格だけではない、お客さまにも配慮した選定ポイントをご紹介します。

目 次
  1. “ローカウンター”と”ハイカウンター”
  2. ・ローカウンター
    ・ハイカウンター

  3. ベンチシート
  4. テーブルサイズ
  5. ・小さなテーブル
    ・大きなテーブル

  6. まとめ

1. “ローカウンター”と”ハイカウンター”

飲食店にはカウンターと呼ばれる席があります。入店してすぐ目につく、お店の顔となる場所です。それらの多くは厨房に近い、もしくは対面する場所にあり、厨房のスタッフと会話を楽しむことが可能な場合もあります。大きなテーブル席を必要としないお客さまや、おひとりで来店されたお客さまが気軽に利用できるという利点もあります。カウンターには「ローカウンター」と「ハイカウンター」があり、店舗によって違うどちらが効果的か判断します。

ローカウンター

客席の床から70cm程度の高さです。座った時にしっかり足を床に着けることができます。イメージとしては高級な料理店など、ゆったりと椅子に腰掛けて、お食事を楽しみたいところなどがあげられます。深く腰をかけるのでゆとりを持ったスペースが必要となります。特に背部には注意して、通路幅など広く確保できるようにしておきましょう。また、客席の床と厨房の床がフラットでない場合も注意が必要です。客席より厨房の床が高くなってしまうと、厨房機器がカウンターより高い位置に設置されることになるだけだはなく、厨房スタッフがお客さまを見下ろす状態になってしまい圧迫感を与えてしまいます。それらを解消するには立ち上がりを設けて、段差を解消する必要があります。お客さまと目線を高さを合わせると不快感もなく、良いでしょう。

ハイカウンター

客席の床から約1メートルの高さです。椅子に座っても足を床につけることはできませんので、足置き場を作って対応します。長く座るのにもあまり適していません。イメージとして、バーや大衆向けの賑やかな店舗などが挙げられます。座面が高いと浅く腰掛けることになり、カウンターからあまり離れず飲食する事になりますので、省スペースでの運営が可能です。厨房スタッフと同じ目線の高さかそれ以上になるので、あえて見せる必要のない手元も自然と隠れます。

2. ベンチシート

ベンチシートとは2人以上が座れるシートで、座面が長く、背もたれと一体となっているものが多く見られます。独立した席が多いハイクラスの店舗には見られず、ファミレスや居酒屋など、にぎやかで大勢の人が利用する店舗に設置され、レイアウト変更が容易であるのも特徴です。壁沿いに配置することで人の通りを制限し、大勢の人が行き来する店舗でも背後を気にせずに済みます。また、ベンチシートには座面下が空洞になっているケースが多く、そこを収納スペースとして活用することが可能です。お客さまの上着を入れて、飲食店での気になる匂い写りを防止します。店舗側としては備品を収納できるメリットがあります。省スペースでお客さまの座席数を確保し、回転率を下げることなく運営できます。

3. テーブル

椅子のない飲食店はあってもテーブルのない飲食店はないでしょう。それだけテーブルの役割は大きいと言えます。サイズや高さ選びを間違ったり、店舗に適さないデザインのものを選ぶと、居心地の悪い雰囲気にお客さまの士気は一気に下がってしまいます。

小さなテーブル

ファストフードやコーヒーショップなどテーブルに乗せるものが少ない場合や、セルフサービスなどさっと飲食を済ませられる場合に使用するといいでしょう。食器類を下げる工程も省略されます。テーブルが小さい分、座席数を増やすことが可能ですが、お客さま同士の間隔は狭くなります。テンポよく飲食を行えるよう配置に注意しましょう。

大きなテーブル

料理の品数が多く、大勢の人で集うレストランや居酒屋などの飲食店で使用するといいでしょう。単純に品数が多いという理由だけでなく、長時間飲食を楽しむ場合にはある程度の大きさがないと色々と不都合が生じます。食事を提供する側も何度もテーブルと厨房を行き来することになりますし、お客さまもがタイミングよく食事をとることを望んでいます。大きすぎても食事が取りづらいことになるので注意しましょう。

4. まとめ

店舗の内装デザインを考える際、具体的な家具のイメージはできても、なかなか思い通りの大きさの家具選びをすることは簡単ではありません。お気に入りの家具を搬入したいが為に物件選びをすることは現実的ではありませんし、こだわりを持てば持つほど、意外と頭を悩ませるところでもあります。しかし、店舗の構造を把握し、お客さまの目線に立つことで解決の糸口はみつかることでしょう。設計士のアドバイスを受けて、様々なシチュエーションを想定して家具選びをしてみましょう。

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