不動産・物件

物件内覧時に押さえておくべき設備のチェック項目

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物件内覧時に押さえておくべき設備のチェック項目

苦労して全ての機器を揃えたのにも関わらず、容量が足りず追加工事が必要になり大きな出費となった等、後々のトラブルを回避する為にも、物件探しの段階から重点的にチェックすべきポイントをご紹介します。

目 次
  1. ガス容量
  2. ・物件の供給量
    ・消費容量

  3. 給排水設備
  4. ・排水の詰まり
    ・給水の水圧・水量

  5. まとめ

ガス容量

物件の供給量

広面積の店舗や、中華料理店のような火力を必要とする厨房機器をもつ店舗では、必然的にガス容量が大きくなります。ガス容量はガスを送るパイプの直径の太さ(配管径)に比例します。34mm(25A)が一般的で、42.7mm(32A)や48.8mm(40A)の太いものは中華料理店などに使用されます。参考に調べておきましょう。

消費容量

実際に店舗を運営した際のガスの消費量を算出しましょう。消費量の合計が店舗に必要なガス容量です。厨房機器等は専門業者に確認するか、カタログ記載の「消費量(kW)」の項目を確認します。既存のもの、新規購入したもの、店舗内全ての機器が稼働していると想定し計算します。120kW以上で「火気を使用する設備等の設置届出」、350kW以上で「消火設備の届出」を申請する必要があります。覚えておきましょう。届出は依頼した店舗内装業者に代行してもらう事も可能です。

給排水設備

排水の詰まり

店舗内全てのタンクを満水にし、一気に全ての栓を抜き、詰まりを確認します。水が逆流したり、あふれたりしなければ問題無いでしょう。

給水の水圧・水量

店舗内すべての蛇口を全開にし、水の出方を確認します。水圧の強さは調理、洗浄、清掃等あらゆる業務に関係します。入居後に水圧を上げる等の追加工事は、かなりの費用がかかるので注意しましょう。

まとめ

開業するにあたり、店舗物件の広さや立地条件は経営を左右する重要ポイントです。しかし設備仕様を十分にチェックしておかなければ、追加工事が発生し、予想外の大きな出費となる場合があります。居抜き物件はもちろん、スケルトン物件でもガス容量等の確認は忘れず行いましょう。

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